そして次の日の放課後。
あたしは部室で涼助先輩と瞬一先輩と話していた。
「へぇ…まぁいいけど…」
意外なことに瞬一先輩がすんなり了承してくれた。
「ごめんね、真夏ちゃん瞬一。じゃぁね」
涼助先輩はあたしたちに謝ったあと、部室を出て行った。
部室にはあたしと瞬一先輩のみ。
「おい、俺がただで行くと思うなよ」
へっ!?
「瞬一先輩!?それどーゆ…」
瞬一先輩がどんどん近づいてくる。
瞬一先輩…近いですっ!!
「ちょっ…瞬一先輩っ!」
あと数十センチのところでとまった瞬一先輩。
「俺の言うことひとつ聞くなら行ってやる」