そしていろんな色に変わっていく。




「真夏ちゃん俺の花火で火つけなよ。こっちおいで」





『こっちおいで』



涼助先輩…


普通の意味だってわかってます。



でも…


「っ…はいっ!」



涼助先輩の隣に立ち、涼助先輩の花火からあたしの花火に火をうつした。




なんか…

ずっとこうしていたい…



このまま時間が止まればいいのに…






「あっ…」





花火はあっという間に消えてしまう。