【あ~~久しぶり!!】

 入ってきたのは唯一、翔吾との事を知る女友達だった。

【どうした~心配してたよ。ちっとも顔出さないんだもん】

 あたしは誰にも言えない気持ちを彼女に話した。

 黙ってあたしが叩き出す文字を見ている。

 全て言い終わって、彼女の言葉を待っていたのに……。