「ん…どうした……」

 あたしの気配を感じたのか、優作が目を覚ました。

「泣きそうな顔してどうしたんだよ」

 身体を起こして、ベッドから降りる。

「夢…恐い夢を見たの……」

 ……夢……そう、今日の出来事は……あたしにとって……悪夢なのかもしれない。