「何?何がおかしいの……」

 優作の一言に心臓が大きく波打っていた。

 部屋中に自分の鼓動が、響いているかのように感じる。


「ん~~なんかさ、よくわかんないんだけどね。最近あんまり逢わないし、もしかして浮気してるのか?アハハッ!」


「えっ!浮気って……あたし毎日仕事終わると真っすぐ家に居るの知ってるじゃない。変な事言わないでよ、優作君」