想像と好奇心は尽きる事がなく、バーチャルな翔吾はまさに自分の理想の人に姿を変えていく。



 翔吾の中のあたしはどんな風に映っているのだろう。


 気になって、気になって、完全に片思いの症状だった。

 どんなに手を伸ばしても触れる事は出来ない、どんなに叫んでも届かない声。