「よぉ!こんちはっ!」


 優作の背中を叩いた人影。

「あれ!久しぶりだな」

 振り返り、言葉を交わしているのは翔吾だった。


 驚きで声も出ない。

 あたしはずっと翔吾からの電話やメールに出なかった。