「たまには外でデートでもしないか?」お日様が温かく照らす午後。

 二週間後、優作が誘いに来た。

「ほら!行くよ!」

 手を引っ張って外に連れ出した。太陽がまぶしくて掌をかざす。

「お前、モグラみたいな生活してたもんな」

 数日家から出ない生活をしていた事を知っているのだろう。