歯磨きなどを済ませたところで

ピンポーン
チャイムがなった

今は美織が寝ているからでるか

モニターを見てみると千尋だった

「どうした?」
玄関を開けて聞いた

「材料ってどこで買えばいいの?」
は?
「用件はそれだけ?」

「いや違うけど…
美織今寝ているよね?」

なんで美織?

「寝てるけど…」

そういうと千尋は真剣な顔になった
「美織普段の態度と違うでしょ?」
「ああ…確かに違うけど…」

「美織ね…すぐ溜め込んじゃうの…
さびしさとかストレスとか
だから家に信頼している人がいるとき甘えてくるから
戸惑ってるかなって思って…」
ああ…それできたのか…


「私は美織に溜め込んで欲しくないけどね…
両親亡くして小さいときからずっと愛情を親から受け取れなくて…
それで煇がいつも家ではいたんだけどね
またいなくなって…
本当に甘えることができなくなって…
それで殺されたのは自分のせいだってことがわかって
クールな性格になっちゃったの…」