「美織も僕のことだいぶ傷つけたよなぁ

だから人のこといえないとおもうよ」

煇はニコニコしながらいった

なんのことかはもちろんわかっている

「なんのことかしら?」

「しらばっくれるなよ
僕のこと好きなのになぜそいつと付き合っているわけ?
もしかして僕に嫉妬してほしいから?」

さっきまでニコニコしていたけど今は嫉妬に溢れた人になっていた

「それって本当にいってる?
そんなわけないでしょ
確かに煇のことは好きだったよ
でもそれは兄妹としてで恋愛系ではなかった
私はずっとあなたのことはお兄ちゃんみたいな感覚でしかみてなかった」

「はあ?
兄妹として?
冗談きつくなったねぇ
美織…

なあ千尋にはわかるだろう?
彼女が誰が好きかぐらい…」

千尋はニコニコ笑いながら答えた

「そんなの決まっているでしょ?

翼に」

「はははは!
なんで2人とも冗談ばかりいうわけ?
笑いが止まらないよ!」

煇は笑っていたがしばらくするとやめた

すると

「はあ…

仕方がないな…

じゃあ…

美織の両親みたいにするしかないな…」

煇はそういうとナイフを取り出した