「今時、珍しい真っ黒な肩までの髪に、目つき最悪。病的に白くてセンスのカケラも無いウチの制服を着た女子がこの学校の王子と歩いてるのが頻繁に目撃されてるの」 …いやそれ僅かに女生徒の紹介酷くないでしょうか。 「王子が美形過ぎて、女は生き霊なんじゃないかってゆう噂なんだけど」 言葉を止めた梓に「変な噂だね」と呟いてみる。 何となく嫌な予感は予感というよりも、確信に近い。