「庇ってたでしょ。言い方が不味いでしょうか。」

しかし、言い方など知らんがな。

「気付く普通?俺ってザ・パーフェクトだよ。現に誰にも言われてない」

それは、誰にも言わせないその元来のオーラのせいではないかと思わないでもなかったけど。

「毎日見てれば気付きますよ。普通。」

そう、多分出会った始めの日から図書室の机の上に足を投げ出したのは単に足を曲げるのが痛かったからだろう。だって注意してからも今度は代わりにパイプ椅子が机の役割で足置きと化していたし。まあモラルは問われますが。時々、視線を左足に持っていったりしてれば、何かあるのか察する。