新しい恋を探していた7月の暑い頃私は貴方に出会った。バスケをやっていた。きれいな動き…それにクールな彼がたまに見せるくしゃっとした笑顔…私は暑いのも忘れただただ見とれていた。すると急にあたりが暗くなり私は気を失った。
目がさめるとそこは保健室だった。
「目、さめた?熱中症になったみたいよ。具合はどう?」先生にそう聞かれた。
「もう、大丈夫です。運んでくださりありがとうございました。」「え?運んだのは私じゃないわよ?」「確か…背の高いメガネの…西宮志貴君…だったかしら?」「え?志貴君!?」「そうよ!ちゃんとお礼言っておきなさい」とニコッと笑うと保健室をでていった。「やばい!嬉しすぎる」ひそかに私はいっていた。