んーとここから一番近い人はー

源さんと山南さんだね

初めに源さんとこ行くかー





「源さーん入っていいですかー?」


「あぁ朔弥くんかい?いいよ入っておいで」

「失礼しまーす」

土方の時と随分態度が違うなって感じがするけど、あたし敬う人には敬語だし丁寧に接するよw

「朝からどうしたんだい?何かあったのかい?」

優しそうな顔をしたおじさんみたいな人が、井上源三郎さん
皆には源さんって呼ばれているよ

「朝からすみません。土方…さんに幹部全員集めろって言われたんで」

「何かあったのかい?」

少し目を鋭くさせた源さん
あたしは手を降って
「違います違いますよー。詳しいことは土方…さんに聞いてもらうのがいいんですが、昨夜羅刹を見てしまった女の子がいて、その子の処分を決めるそうです」

「羅刹をかい!?その子大丈夫だといいんだけど…」

「多分大丈夫ですよ」

「だといいね」

「はい。俺が助けたのもあるので、無事に済むと嬉しいです」
「君が助けたのかい?」
「はい。町民を守るのが我ら新選組の仕事でしょう?」

あたしは少し悪戯っぽく笑った
「うん。そうだね。いい事をしたよ君は。その子が助かることを私は祈るとしようかな」

「そうですね。では、土方…さんの部屋に行って下さい」

「ありがとう朔弥くん。ついでに山南さんにも行っておくから他の幹部の人たちを呼んできなさい」

「ありがとうございます!!ホント助かります」

「いいよ。早くしないと土方君に怒られてしまうよ」

「あっ!やっべ!!じゃあ、源さん頼みました!!!」

あたしは大慌てで源さんの部屋を出た