「ひっじかったさーーん!!!」

ガラッ

「朔弥ああぁぁぁぁああ!!てめぇいい加減許可されてから襖開けろよぉお!」

「やだ。めんどくさい」

「ちっ…で?朝から来るってことはなんか用事か?」

諦めたように言われたあたし
土方ウザ

「えっとねー千鶴ちゃんどうするの?」

「あぁ…あいつには女中やらせるよ」

「え?雪白家の娘なのに?」
あたしは試しにニヤニヤしながら聞いてみた

「ここには一応身分は関係ない。働かざる者食うべからず。ってことで、一応やらせる」

「ふーん。じゃ、幹部呼んでこようか?説明必要だし」

「あぁ。頼むついでに雪白家の娘も呼んでこい」

「りょーかいしましたー。あっ!あと、他の幹部には彼女が雪白家の本家の娘だと言わないでくれるかな?雪村千鶴と言って欲しいんだけど…」

「ん…マァいいかこちらの不利になることは極力避けたいしな。で、雪白綱道を探している理由はどうすんだ?」

「んーじゃあ、彼女は雪白綱道の家に居候していて1年以上帰って来なくて心配で京まで探しに来たってことにすれば?」

「それはいいな。よし、じゃあ俺がそう話付けるから呼んでこい」

「りょーかい」

あたしはじゃっと言って部屋を出た