でも、そんなことを考え出すとどうしようもないので、今日でそんなことは考えないようにします。
考えたって、君は戻ってこないから。
君は手紙で、素敵な人がきっと現れるって言ってくれました。
それは、君にも同じだと思います。
そっちで、素敵な人が見つかったら、ずっと俺の事ばかり見守ってないで幸せになってください。
もし、俺よりも素敵な人が現れなかったら────.....
「こらー、夕奈。走ると危ないわよー」
「マーマー、パーパー。早く早く!」
俺は今、夕美の墓参りに来ている。
─────かなと、そして娘と。
俺のことをずっと傍で支えてくれてたかなと、大学を卒業するとき付き合い始めた。
そして、一昨年の三月に結婚。
去年の一月に、娘が生まれた。
「夕奈、おいで」
そう声をかけると、嬉しそうに戻ってきて俺とかなの間に入り、手をつなぐ。
するとその時、
「あっ、」
そう言って、夕奈が再び走り出す。
「あ、ちょっとゆう、」
「お姉ちゃん!」
夕奈が、一つの墓を指さして言う。
その墓は、夕美の墓で。
「あのね、ずーっと見守ってるよって言ってる!」
「っ………」
──────もし、俺よりも素敵な人が現れなかったら、俺らのことをずっと見守っていてください。
みなさんこんにちわ。
陽友です。
今回は初めてのブルーレーベル、しかも男性目線ということでかなり苦戦しました。
また、NKSTに応募していたのに今朝(9月22日)に慌てて完結したので、中身はまだ心残りな部分があります。
なのでとりあえず完結はしますが、これから少しずつ加筆修正をしていきたいと思います。
この作品の中身のほとんどはフィクションですが、極一部がノンフィクションとなっています。
そのため、この作品は最高の形で残したいと思っています。
人間、生きていると辛いことがたくさんあると思います。
だけど、周りにはきっと支えてくれる人がいると思います。
独りな人なんていません。
だから、毎日を一生懸命生きてください。
今日を行きたかった人達のためにも生きてください。
そんな思いを込めて執筆しました。
この作品を読んで、すこしでもいろんな方に生きる希望を与えられたらと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
皆様の未来がこれからも輝いていますように。
9月22日 陽友