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Step4♪まとめ
詰めこみすぎは
混乱の原因。
登場人物や設定を
あまり細かくすると、
すべて描ききれなく
なってしまうよ。
ファンタジーやホラーを書くときも、
意識してみてね!
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Step4までに教わったことで、書くための基礎はわかったけど……。
更新していると、小さな疑問もいっぱい湧いてくるよね!
そこで、今日はみなさんから届いたお悩みを、編集部さんにぶつけてみます!
「編集部さん! どうしたら自分の作品の読者が増えますか!? そして、感想やレビューをたくさんもらえるのでしょうか?」
やっぱり一番気になるのは、ここだよね!
「そうねぇ。ワクワクするような設定や、上手なストーリー構成を考えることも、もちろん大切だけど……」
「ふむふむ」
「まずは、作品を完結させること!」
「え!? それだけですか!?」
「作品を完結までしっかり書き切るって、実は結構難しいことよ。完結作品だけを読みたい!って人も結構多いみたいだから、まずはそこを目標にしてみて」
そういえば、コイチゴも『完結速報』から読みたい作品を探すことが多いなぁ。
まずは完結させること。
いきなり上手に書こうとするのは難しいかもしれないけど、この目標なら目指しやすいね♪
「次の質問は……作品のタイトルの付け方です! みんな、どうやって考えたらいいのか悩んでるみたいなんです」
「一番いいのは、書籍化作品やランキングに掲載されている作品をこまめにチェックすること。野いちごでよく読まれている作品タイトルの雰囲気や、今の流行がよくわかるわよ~」
たしかに、ランキングに載ってる作品は、読んでみたくなるタイトルのものが多いなぁ。
内容がちょっとだけ想像できて、気になるキーワードが入ってるものが多い気がする!
「あとは、編集部オススメやその月ごとの特集に掲載されている作品もいいわよ。編集部が『みんなに読んでほしい!』と思った作品ばかりだから、タイトルも含めて、学べることが多いんじゃないかしら?」
「そっかぁ~!」
いっぱい作品を読むと、章や節のタイトルの付け方や、文章の書き方も勉強になるよね!
「それと、日常生活の中で流行しているキーワードをヒントにするのもひとつの手。最近だと、“同居”や“壁ドン”あたりかしら?」
「同居と壁ドン!? いいですねぇ~! 妄想が広がります♪」
背伸びしてかっこいいタイトルを考えようとせずに、コイチゴの作品らしいタイトルにしてみようっと!
「タイトルだけじゃなくて……登場人物の名前も、いつも悩むんです」
パッと思いつくキャラもいるんだけど……そうじゃないキャラもいるんだよね。
テキトーに付けちゃうと、途中で飽きたり、漢字をまちがえちゃったりすることも多くて。
悩みを抱えている読者さんは、コイチゴ以外にも多いみたい。
「名前の付け方は自由だから、そのキャラの性格に合う漢字を考えてみたり、名字と名前を組み合わせてバランスを確かめてみたり、いろいろ試してみるといいわよ」
「そう考えると、なんだか楽しそう!」
「楽しみながら付けるのが一番よ。ただ、注意してほしいのが……ひとつの作品の中に、似た名前のキャラを何人も登場させないこと! 読者が混乱しちゃうからね」
た、たしかに……。
今まで読んだ中で、“亮介”と“亮太”と“亮也”が出てきた作品は、途中でこんがらがっちゃったなぁ。
「ひとりの人物の呼び名も、多くしすぎないこと。名字と名前を覚えるだけでも精いっぱいだから、あだ名を付ける場合は、なるべくわかりやすいものをひとつだけにするといいわよ」
「気をつけま~す!!」
「今度は文章の書き方に関する質問です! 会話のあとの文章が、いつも一緒になってしまって……」
自分の作品を読み返したら、
“●●は、「×××」と言った。”
っていう文章が何度も出てきて、くどいなぁって感じたんだよね。
「その人物の表情や口調、動きの描写も入れてみると、ワンパターンにならず、表現の幅が広がるわよ」
そっかぁ!
たとえば、『●●は、素っ気ない口調で、こっちを見ずに言った』とかかなぁ?
これだけで、イメージしやすくなるね!
「場面が変わるときも、同じですかね?」
「そうね。風景やそこにいる人物の様子を入れてみると、パッとその場面をイメージしやすいんじゃないかしら?」
これは、Step3でも教わったなぁ!
『1ヵ月後』とかにする場合は、その1ヶ月間がどんなだったか、簡単に入れることも大切なんだよね。
「表現のしかたは、最初は難しいと思うけど、ケータイ小説やその他の本、国語の教科書なんかも参考になるから、ヒントにするつもりで読んでみるといいわよ」
国語の授業は嫌いだったけど、これからは楽しくなりそう!
「なんだか新作を書きたくなってきました! コイチゴ、次はファンタジーかホラーを書きたいんです」
「いいわね! 応援してるわよ~」
今まであんまり読んだことのないジャンルだったけど、パープルレーベルとブラックレーベルができて、気になってたんだよね。
書籍化作品やジャンル別ランキングを見てみたら、おもしろい作品がたくさんあるんだなってわかったし!
「でも、初めてなので……まったく書き方がわからないんです」
「一番基礎になるところは、恋愛小説と同じよ。この小説講座で教えたことを思い出しながら、書いてみるといいわよ」
「そうなんですね! じゃあ、ファンタジーやホラージャンルで、人気になるコツはありますか?」
「そうねぇ……野いちごのサイト上で人気なのは、主人公が10代の女の子だったり、学園設定だったり、恋愛要素が入っていたり……読者が身近に感じるポイントがある作品ね」
その設定なら、コイチゴも考えやすい!
まずは身近な設定で書いてみようかな。
がんばりまーす!
最後の質問は……『目指せ書籍化』のタイトルにふさわしい内容!
「ズバリ! どうしたら自分の作品が書籍化されるんでしょうか!?」
ランキングで1位になる?
ひとつの作品で数千万PVを獲得する?
どっちもハードルが高いよ~。
「わかりやすい方法は、日本ケータイ小説大賞や野いちごGPで賞を取ることだけど……野いちごに掲載されている作品は、どれも書籍化のチャンスがあるわ」
「どんな作品だと選ばれやすいんですか!?」
「最初の質問でも出てきたけど、まずは完結作品であること。文庫1冊になるくらいの長編だと、より書籍化に近づきやすいわ。日本ケータイ小説大賞や野いちごGPの基準である7万字以上を意識してみるといいわよ」
「そうなんですね~!」
「ランキング上位であることやPVが高いことも、もちろん人気の証拠になるけど、レビューや感想、書籍化リクエストがあったかどうかも、編集部はチェックしてるわよ」
それじゃ、コイチゴも誰かの作品で『いいな~』と思うものがあったら、レビューを書いたり、書籍化リクエストを送ったりしてみようかな。
メルマガの『コイチゴ便』でも、みんなのオススメ作品を募集してるしね!
「一番大事なのは、作品の内容。それによっては、どれだけPVが高くても書籍化できない作品だってあるの」
「へぇ~! 結構厳しいんですね!」
「でも、それだけチャンスはいっぱいってこと。だから、ずるや違反はせずに、コツコツがんばってみてね」
「書籍化の連絡は、完結してからどれくらいで来るものなんですか?」
「作品によってちがうわねぇ。その作品にぴったりの季節が来たり、新しいレーベルができたりすることで、ずっと前に書かれた作品が書籍化されることもあるのよ」
「そっかぁ~!」
すぐに書籍化の連絡が来なかったからといって、あきらめなくてもいいんだね。
それじゃ、まずは長編をいっぱい書くことを目標に、がんばろうかな!?
この講座と、去年の『野いちご小説講座!!』も振り返りながらね♪
完結したら、野いちごGPや次回の日本ケータイ小説大賞にも、応募してみよっと!
いつの日か、コイチゴの作品が書籍化されることを夢見て☆
今日からまたがんばりまーす!!
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