わたし、コイチゴ!
ケータイ小説が大好きな女の子。
読むのも書くのも、大好きなの♪
前に、「野いちご小説講座」で編集部さんのアドバイスを聞いて、作品の人気もますますアップ!
……そこまでは、よかったんだけど……。
最近は、なんだかスランプ気味で。
書けば書くほど、悩みが増えていく状態!
そこで、悩みを解決するために!
またまた野いちごの書籍編集部に、お邪魔しちゃいました☆
「編集部さん、こんにちは~っ!」
「あらコイチゴちゃん。今日もなにか作家活動での悩みがあるのね?」
「そのとおりです! よろしくお願いしま~す♪」
『野いちご小説講座’14』、スタートです!!
さっそく悩みを相談しちゃうよ!
「最近、長編を増やしたいなって思ってるんですけど、長編を最後まで書き切るのって、なかなか難しくて……」
途中で止まっちゃうことが多いんだよね。
「どういうところが難しいと思う?」
「書きたかったことが、途中でわからなくなっちゃうんです!」
最初は頭の中にアイディアがたくさん浮かんで、ノリノリで書きはじめるのになぁ。
なんかちがうかも?とか、これも書きたい!とか思っているうちに、混乱しちゃうんだ。
「コイチゴちゃんは、新しい作品を書こうとするときに、なにから思いつく?」
「なにから? えっと、たとえば……恋愛経験ナシの天然な女の子と、普段はクールだけどその子の前だけ強引で俺様になっちゃう男の子のラブストーリーが書きたいなぁ、って感じです!」
「それじゃあ、設定から思いつくのね」
「はい!」
理想の男子を妄想しながら設定を考えるのって、一番楽しいんだよね♪
「設定は物語の大事な核になる要素よ」
「私も、設定が好きなお話は読みたくなります!」
でも、設定だけ考えて書きはじめても、つまずいちゃうことが多いんだよなぁ。
「 “設定”の他にあと2つ、大事なものがあるの。なんだと思う?」
「う~ん……ストーリーの流れですか?」
「正解! ひとつはストーリー。“起承転結”って聞いたことある? まずはざっくりでいいから、ストーリーを考えてみて」
“起承転結”かぁ。学校で習ったなぁ!
ストーリーの基礎となる4段階のことだよね。
「じゃあ……。
起:普段はクールな男の子が、主人公の女の子に対して、突然強引に『俺の女になれ!』と言う。
承:女の子はイヤがるけど、徐々に男の子の優しいところを知って、好きになっていく。
転:ライバルが現れて、ふたりはすれちがってしまう。
結:仲直りして、ラブラブになる!
……こんな感じで、どうですか?」
「いいと思うわ! 長編の場合、本当だったら“転”の部分に、他にもたくさんの問題や事件が出てくるんだけど、大きな核としては合格よ」
「やったぁ♪ 大事なことの、最後のひとつはなんですか?」
「それは……テーマよ」
「テーマ?」
テーマって、日本ケータイ小説大賞の『絆』とか、そんな感じかなぁ?
なんだか、難しいイメージ……。
「難しく考えなくてもいいの。読者にどんなことを伝えたいか、どんな気持ちになってほしいか、考えてみて?」
「はい! えっと、この作品は……素直に気持ち言うって大事なんだよ、ってことを伝えたいです。読んでくれた人には、胸キュンして、最後には幸せな気持ちになってほしいです!」
「すばらしいわね。恋愛モノや友情モノ、ファンタジーやホラーも含めて、どんなジャンルの作品でも、この3つはとても大事よ」
そうなんだ!
ピンクレーベルの作家を目指すコイチゴは、設定しか考えないことが多かったからなぁ。
これからは気をつけよう!
「順番はどれからでもいいの。コイチゴちゃんみたいに設定から考えても、テーマからでも」
「なるほど~」
勉強になるなぁ。
「じゃあ、今言った設定・ストーリー・テーマの3つを、どこかに書き残しておきましょう。手帳やメモ帳はある?」
「はい! あ……ケータイのメモ画面でもいいですか?」
「いいと思うわ。大事なのは、すぐに見返すことができるところに書き残すってこと。そうすると、作品を書いている途中でも、迷ったら確認すればいいからね」
「はーい!」
えっと、テーマ、設定、ストーリーっと……。
よし、保存できた!
「それから……野いちご上で作品を書くときに、“表紙の言葉”って項目があるでしょう? そこも、この3つを意識して書くと、読者のみんなが読みたい作品を見つけやすくなるのよ」
「そっか~!」
たしかに、表紙の言葉と作品の内容が全然ちがうと、ガッカリしちゃうもんね。
それじゃあ、まずはこの3つを意識しながら、表紙の言葉を書いてみます!
<<コイチゴが書いてみたよ★>>
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初恋相手はクールな狼!?
(コイチゴ/著)
作品番号/10*****
ジャンル/恋愛(学園)
PV数/0
最終更新日/2014/2/14
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…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…
「これが俺の本性だ。
おとなしく、俺の女になれ」
いつもクールな王子様が、
私の前だけ狼くんに!?
秋姫桃花
Akihime Momoka
×
多田柚樹
Tada Yuzuki
私…恋愛経験ゼロなんですけどっ!
いったい、どうしたらいいの~~!?
「絶対、俺がお前を守る」
強引だけど優しい彼に、
ドキドキしっぱなし!
だけど、なかなか素直になれなくて…?
甘すぎる学園ラブ♪
…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…
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