「桐野!パス!!」

「あぁ…!」



「陣ーーー!!」

「わかってる!」


お互いに声で合図をして、
ボールを追いかけ走っている

(長所は…で短所は…だな)

私は一人一人のことをメモした





(井上くんは…っ積極性が少し欠けてるな…)

私はボールを取り合ってる中に入れてないメガネの男の子…
井上優希くんを見た



けど、
一ノ宮くんはたくさんシュート入れてて
やっぱりすごかった



「っはぁ、終了ーー!!!!」

大体の時間で一ノ宮くんが終わりの掛け声をした

「ふはぁーっ、疲れたぁっ」

海斗くんがその場に座り込んだ

「大丈夫か!海斗っっ」

座り込んだ海斗くんにあわてて桐野くんが駆け寄った

「マネージャー!こーい!」

離れた場所でメモをしていた私を
一ノ宮くんが呼んだ

『あ、はい!』

私は急いで一ノ宮くんのところに行った


「どうだ?メモれたか?」

一ノ宮くんは汗を拭いながら私に言った

『はい、一人一人の長所と短所を的確にとれました!』

私は頷いた