「海斗が今言ってた…部室でお前にいじめられたってな!」

どんっ!!と私は肩を押された

『った…あのっ私にはどーゆことかさっぱりです!!』

私はそう言った

「うぅっ桐野ぉ…オレこの女に服脱がされそうになったぁ」

桐野くん?という男の子の後ろで
さっきストップウォッチを遠くに投げた
男の子が泣いていた
海斗くんというのだろう…
しかも変な冗談を言っている

『服!?私っそんなことしてません!変な冗談言わないで下さい!!』

私は叫ぶように言うが

「言い訳してんじゃねーよ!海斗はこう言って泣いてオレにしがみついてきたんだぞ…!冗談な訳ねーだろうが!!」

桐野くんという人は私をものすごい形相で睨んだ

『本当に違います!!』

私は否定するがその話を聞いていたみんなはヒソヒソと私を見ながら何かを言っていた

(みんな誤解してる…)

「お前、マネージャーになったのって男に手ェ出してぇからだろうが!」

『違います!私は千堂先生に言われて…っ』

私は桐野くんの後ろにいる海斗くんという男の子を見た

「あっかんべー」

小声でそう言い私にべっと舌を出した

(え!?)

私は海斗くんの行動に驚いてしまった

「だから女ってのは大嫌いなんだょ…」

桐野くんが私に近づいてきた

『あのっ私っ』

その瞬間、桐野くんの大きな手が私の頬に向かって飛んできた

『きゃ、きゃぁっ!』

ぶたれる…そう思った時だった

パシ!!!