キーンコーンかーンコーン



4時


放課後


香に会えるー!!




私は全力ダッシュで校門へ



香はもういるかな?


いたら何て言おうか


すこしは可愛いこと…



「わっ!!」

「きゃぁっ!!!」



いきなり人が…って香だ!!


「びっくりしたー?」


満面の笑みで見つめてくる香


「うざい!きもい!なんでそんなことすんの!?一回死ねばいいのに!!!」



ほらもう…可愛くない


「あはは♪今日もきれてるなぁ♪」


そういって香は自転車とサドルに腰をかける


「ほら、後ろのりなー」


当たり前のようにそういってくれる


「大好き」


誰にも聞こえないようそっと呟いて

私は香の後ろにのった