圭「…え?」
圭吾が驚いた顔でこっちをみる。
「だって、叱って欲しいんだろ?だから、俺が叱ってんの。まぁ、これは、叱ってるっていわないか」
俺は、苦笑いをした。
圭「いや…やっぱ、陸に言って正解だったな。陸が言ったとおり、出来るだけ、今まで関わった子たちにあやまってくるよ。そんで、もう、こんなことはしないって誓う」
圭吾がすっきりした顔でいった。
役に立ててよかった。
「おぅ!」
俺はニコッと微笑んだ。
その途端、圭吾の顔が真っ赤になった。
ん?
どうしたんだ?
「圭吾?どーした?顔赤いぞ?」
圭「いや、なんでもない…」
「そぉか?ならいいんだけど…」
なんでもないわけねーよな?
だって、まだ顔赤いもん。
ま、ほっとけばなおるか。
この日は、圭吾とも距離が近づいた気がした。
夏休みが終わるまであと少し。
今日は、爽也と綺羅の部屋にみんなで集まっている。
綺「ねーねー‼僕海行きたーい‼」
爽「海ですか…いいですね」
圭「海かぁー。俺も行きたい‼」
大「海…」
海かぁー。
俺も行きてぇーなぁー
…って‼
だめやん‼
まだ、爽也と大地は俺が女だって知らないんだし。
てか、大地は行きたくなさそうだし。
これはもしや…
行かなくていいパターン⁉
蓮「じゃー行くか、海」
えぇぇぇぇぇぇぇぇええっ‼‼⁉
おい、まてよ…?
蓮も、俺が女だってこと知ってるはず…
俺は、蓮の顔を見た。
すると…
蓮は、俺の方を見てニヤッと笑った。
ゾクゥゥゥゥゥゥ‼
ま、まさか…
爽也たちに言えと?
俺、大地には言いたくないんだけどなぁ…
爽「陸さんは、海に行きますよね?」
「え、俺パス」
爽「行きますよね?(黒笑」
ビクゥゥゥゥゥゥ‼
「はい‼いきます‼」
あ、言っちゃったよ…