―――どうして…? 病院に着いて、たった一言そう思った。 目の前には静かに目を閉じた、私の家族。 お父さん、お母さん、お姉ちゃん、それに弟の拓也まで。 ―――間に合わなかったんだ。 私は、3人の最後を…看取れなかった―――