結局この日は何も決まらなかった


次の日も話し合いは行われた

喫茶店だの
お化け屋敷だの
案は何個が出るが絞れない

担任からは今日中に決めろといわれている

あーもぅ
「コスプレ喫茶は?」
パッと思い浮かんだものを言ってみる

私の発言に騒がしかった教室が静まり返る
そんなことは気にせず続けた


「コスプレ喫茶だと好きなものになれるだろ。お化けやりたい奴は吸血鬼にでも何でもなれる。まぁダメなら別にいいけど」


「いいんじゃないかな。うん、天野さんそれいいよ。」

そう言ったのは水谷さんだった