朔と別れて佳織のコトが気になっていた。

佳織が記憶を失ったのはちょうど一週間前の出来事だ。

信号無視したトラックが、学校帰りのオレ達に向かって突っ込んできた。

『はぁ~。バカだなオレ、今更悔やんでどうするんだ? 神も仏もいねーのにタイムスリップでもできるのか?』

オレは思った。自分に誓った。

佳織を最後まで支える…と。