「クソッ!!」
朔は、舌打ちしながら声をだした。
『まあまあ、落ち着けって。まだ30%も助かる確率があるんだから。冷静になれって!』

陽翔は、朔に言った。
「あぁ、分かってる…。」
『…………。』


そう、交通事故で、記憶を失った…。

オレ達は、思った。

神様がいるのだったら、佳織を助けてやってくれよ。オレ達が何かの犠牲になってもな…。