そんなわたしが

頑張らないといけなかったのは初日。


最初が肝心だと思っていたのに…

そう思っていると、

1人のかわいらしい女の子が

わたしに声をかけてくれた。


「莉緒ちゃん、だよね…?」

「…うん」

せっかく話しかけて来てくれたのに

わたしはここでも

シャイぶりを発揮してしまっている。

それでもその子は笑顔で話を続ける。