食事が終わると俺は片づけに入る。
ゆりなが『手伝おうか?』っと聞いてきたが断った。
彼女だからと言えど客なんだからゆっくりしてほしい。
むしろ、居候うしている弟こそ手伝え。
「駿也、この子すごい可愛い」
リビングの方にいるゆりなが目をキラキラさせながら俺に言う。
康太とだいぶ仲良くなったらしい。
嬉しそうなのはいいが、俺としてはちょっと心配。
「ぎゅってしてよ」
「ぎゅ~♡」
すんのかよっ!
俺の立場どうなんだよ……
「ゆり姉の胸、柔らかっ」
「……あっ!ちょっと……」
一瞬、お皿を落としそうになった。
これだから言わんこっちゃない。