「俺だって、今日コイツがいるからム……」
「へぇ~」
しまったっ!!
「どうぞ、お構いなく」
「俺が構うんだよ」
はぁ~とため息をついた。
「しゅんやぁ~」
さっきまで俺の腕の中で静かに寝ていたゆりなが起き出す。
「ブラ、外して……。きちぃ……」
お前、マジでこのタイミングで言うなよ。
「外してあげれば?」
弟をじろりと見た。
弟に見えないように裾を押さえ、ワンピースの裾から手を入れる。
「……ぅんにゅ~」
ホックを外すと、変な奇声を発した。
怪しげな笑みを含んでそれを眺めてる俺の弟。
あーもう、この状況どうすりゃいんだよ。