一際、じろりと私を眺めると、彼の手が下から身体のラインをなぞった。



「いいカラダつきしてんな。エッチ……する?」


「しないわっ!!」


「ちぇっ」




視線をはずすと、頬を膨らませ口先を尖らせた。



私は、脱がされたブラを身にまとい、自分でブラウスのボタンを一個一個閉めていった。



「何してんの?」


「え?だって、もう終わったでしょ?」


「まだ、終わってねぇ」



ふいに唇に柔らかな感触が伝った。



「ありがとな」



ふわりと彼は笑う。