「のど乾いた」


「冷蔵庫のもの勝手に飲んでいいよ」


「はーい」



そう言って姿を消すゆりな。



今日は俺んちでデート。


しかも、お泊り付きという超プレミアデー。


まだまだ時間はあるのに顔がにやけてくる。



ふと時計を見ると、かれこれ15分は経っていた。



ゆりなが帰ってこない。



俺はキッチンの方までゆりなを探しに行く。



「ゆりな?」


「しゅ~んやぁ~♡」



甘ったるい声を出しながら、俺に抱き着いてきた。