近くのコンビニに立ち寄ると、駿也は目当てのものに足を歩めていく。



その間、私はスイーツコーナーを眺めていた。



いちごプリンいいなぁ~
おいしそうっ!

でも、値段ちょっと高いかも……



さっきまで、ファミレスにいたけど、やっぱりデザートは別腹なのだ。



私は目の前にいるいちごプリンと睨めっこ。



「それ、欲しいの?」



ひょっこり、駿也が顔を出す。



「いっいらない!」


「そっ」



レジへと足を運ぼうとする駿也。


すぐさま手を伸ばし、服の裾を引っ張った。



「やっぱ、欲しい……」


「はいよ」



ポンっと頭に手を乗せると、すっと目の前のいちごプリンを取ってく。



私は、コンビニの外で待つことにした。


はぁ~
なんで私、こんなに可愛くないんだろう……