今まで大翔と話していた駿也がふと、隣に座る私を視界に入れた。



「何?」


「ないな」



っうぐ……


確かに私はそういうタイプではないけれど、実際言われるとちょっとショック……



その後も、私はあまり話に加入することはなかったけど、駿也たちは楽しくおしゃべりを続ける。



ふと、大翔が手招きした。



「ごめんね。遅くなって」



目の前に現るのは、モカ色のふわふわパーマが印象的な可愛らしい女の子。



大翔が手を取り座るように促す。



すかさず、ベルで従業員を呼び出すとドリンクバーを注文した。