親族一同で集まり、テレビ中継で除夜の鐘を聴きながら蕎麦を頂いた年越しから一夜明けた今日。
初詣に行きたいと騒ぎ立てる小学生のいとこ達の要望に応え、私はミツルと一緒にちびっこ三人を連れて徒歩20分ほどのところにある中規模な神社に来ていた。

ちなみにお父さんやおじさん達の成人男性陣は、朝からお酒を飲みながら駅伝の中継を見たいということでこの場にはいない。
一方愛加はお母さんとおばあちゃんとおばさん達と初売りのセールに行ったらしく、爆睡していた私が起床した時には既に外出していたので、この子守りから逃れたのである。
どうせ人混みにのまれなきゃいけないのであれば、早起きして姦しい組に混ざった方が寒い思いもせず苦労も少なくて済んだかもしれないというのに私ときたら。

新年早々安定の寝坊にはミツルにも呆れられてしまった。
でも私が寝坊したお陰で、ミツル一人に子守りの負担がいかなかったんだよ。
感謝してほしいくらいだね。