「あー、アイス食べたぁい、ね。美玲」


ひなが他愛もないことを呟く。
それ、数分前にも行ったよ!


「ひな、食いしん坊だねぇー」



「5月って言っても暑すぎるんだけどぉ〜!!」



いやいやいや、そんなことでキレても…


「アイス食べに行く?」



あたしが呆れながらも言うと



「行くいくーーー!」



ひなが子供のようにはしゃいだ。



✱✱✱✱



「うーん!最高ー!」



ひなが子犬のようにはしゃいだ。
マジ子供か。




「ひなって食いしん坊だねぇ」


あたしがひなの頭をポンポンと撫でてみる。


「あんだよぉー。バカにしてんのかぁ」



ひながおっさんのようにぼやいた。あ、やっぱりおっさんかー。



「ひなは、おっさん寄りの子供みたいだね〜!!」



「おっさんとか言わないでーーー!」