「……!?」

え!?!?

「ちょっ…」


気づいたら、鹿島くんにお姫様抱っこされていて、もう上に登りきっていた。


「…………。」


恥ずかしく、緊張で黙っていると、


「お前、静かじゃね?」


「そ、そんなことない…!」


「お前いつもうるせーのに
静かだとなんか狂う。」


「っ…え?え?…」


恥ずかしいと頭がぼーっとしちゃって
話すのも恥ずかしいんだよね…。


「お前、なんか話せよ…」

なんかはなせ…って…

もう、この沈黙耐えられない…!

もう、こーなったら…!


「あ、あのねあのね!
桃奈と絢とね!わたし、三姉妹
なんだよ!!!
仲良いのー!楽しくてね!…
それで…!
「うるせーな」」


わたしが話してるところを
中断させた。


「……。」