「安楽死」
第2章 真相
2.疑惑
私は珍しく週末を、自宅で過ごした。
愛美がいないという事もあったが、何よりも外出するという行為が、不安で仕方なかったのだ。
兄とはあの後、携帯小説の事について話していない。
AYUMIの【さよなら】は未完のままだが、毎日の様に更新されている。
ストーリーは使い古された"死にネタ"。恋人同士の片方が難病に侵され、病床で色々と回想していく…
といった内容。
兄からの情報が無い今、私に出来る事は、早く4人目の犠牲者を探し出し、高山との関係を見付ける事だ。
そして、私自身が5人目の犠牲者にならない事――
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