「** 蒼い星 ** 4th Story」
1.セキュリティー Lv.∞

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夕刻、ミーティングを兼ねての夕食には、全員が顔をそろえていた。

シンカとミンクは楽しかったのだろう、二人だけに分かる市街の話題を小声で話して笑いあっている。

「お前ら、裏通りには行ったのか?」

「え、そんなのあるの?」

ミンクが不思議そうにシキを見つめる。
黒髪の男はにんまりと笑う。

裏通りには淫楽街と呼ばれるいかがわしい店が建ち並ぶ。

シンカはそこを避けて歩いた。

「行ってないよ。シキ、余計なこと言うなよ。」

「え、なあに?なあに?」

「お前は知らなくていいんだ。どうせ、昼は開いてないだろ?」

シンカがミンクの髪をなでる。
それをにやりと眺めながらシキは言った。

「違うんだな、こういうところはさ。」

「え、昼間からやってんの?」

シンカが話しに乗る。

「もう、なんのこと?」

一人分からないミンクはすねる。

「皇帝陛下のなさる会話ではありませんね」

冷ややかな一言が三人を黙らせた。

レンだ。

「じゃあ、政治の話でもするか?」

シンカが穏かに、でもいやみに言った。

「じゃあ、俺は戦場の話でも?」とシキ。

「私は宇宙史の論文の話題?」ミンクも協力する。

「論文はさすがにつらいなぁ。」

シキがぼやいた。

レンは言葉を詰まらせた。

「食事が冷めますよ。」

カイエがしらっと一言で張り詰めた空気を収める。

「ほんとそうだな。これ美味しいし。」

「うん。」

三人は気を取り直す。シンカが思い出す。

「そうだ、卒業式にあったリパーナがね、セトアイラスの航空管理庁のパイロット試験合格したって。アシラが反対していたくせにすごく嬉しそうに言うんだ。」

「そりゃ、すごい。」

「すごいことなの?」


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