「セピア色の街」
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妊娠5か月 おなかも少し出てきていた。動いていた。
もう小さい命 陣痛剤と麻酔を打たれ 陣痛の中眠った。

悲しみ?エゴ?小さな命が絶たれた。

目が覚めた時 

看護婦さん「見ますか?」
<見れるわけないやろ!!> と叫ぶことを止めた。
叶「見ない」
そして、あのさっき今で生きて私のおなかの中で動いていた
小さな命は、
20センチの箱に入れられ私の枕元にきた。仕事を終えて博人は来た。
ただ呆然としていた。何も言えない 一緒に楽しみにしていた。
動いていたこと喜んで触っていた。「お父さんって呼ぶ?パパやなぁ~」
そんなことが夢のように幸せでいた事が
嘘のように悲しみとやるせなさにかき消されていた。

一晩泣き明かしたこの日。
後悔と大人への憎しみ。悔しさが私の心に暗闇をもたらしていた。

次の朝
博人の母親「死亡届出して、火葬場に行かないとだめらしい」
叶「一緒に行きます。」
最後まで一緒に居たい。最後だから・・・
役所へ火葬場へ行った。

私の赤ちゃんサヨウナラ

悲しみの中私は、博人の母と別れて実家に帰った。

半月後には、博人の母にお金を出してもらい
上京区七本松でハイツを借りて結婚前提の同棲生活が始まった。


別れへ向かうとも知らずに

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