「** 蒼い星 ** 2nd Story」
3.大学って言うところ
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大学の構内には色とりどりの紅葉が降り注ぐ。

構内のいたるところに植えられている大きなポプラからは、大きな葉が、ニレの木からは小さな黄色い丸い葉が散る。

校舎の白い大理石の建物と、紅く色づいた木々の美しい景色を見上げながら、少女は朝の空気を吸い込む。

今日もミンクは一時間も鏡の前でファッションショーを繰り広げた結果、判断してくれるシンカが視察で出かけているので、ちょっと不安ながらも、紹介されたスタイリストに選ばれた服を着ている。

このルール・ス・ウェッス大学は太陽帝国の特権階級のいわゆるブルジョアの子息が通う。

ミンクの安全を考えればどうしてもそうならざるをえない。
大学側も皇帝自らの頼みを快く引き受けてくれた。

密かに、静かに、この特別な少女を見守っている。
そんな暖かい手に包まれていることも気付かずに、少女は大きく伸びをする。

「おはよう!」

ミンクに声をかけるアレクトラ。

ブルネットの髪を美しく巻き、細身で背の高い彼女は、ミンクにとってはちょっとうらやましい容姿をしていた。
小柄で背の低いミンクは昔から背の高い女性に憧れを持っている。

「おはよう!」

「ミンク、その服。」

え?ミンクは、アレクトラを見上げた。

「今年の秋のコレクションで見たわ!ファン・ジ・ニートの新作ワンピじゃない!」

「え。そう?人に選んでもらったから、よく分からないんだけど。」

「やっぱり素敵ねー。」

ミンクの体格に合わせて、選ばれる服は、たいていこのブランドらしい。

自分で服を買いにいけないミンクにとっては、他の少女が見につけているような服も着てみたいと思っているのだが。


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