「紅き月夜に 永遠の想い」
■bien-aime vous-愛しい貴方へ-
Line2


夢を見た――――


とてもとても懐かしい夢。


パパやママや花菜ちゃん。
夢の中だったけど、とても元気そうだった。


笑顔で

『美緒! こっちへおいでよ!』

って、手招きしてあたしを呼んでいるんだ。


だけど。
あたしはもうそっちへは行けない。 


――――みんな、ごめんね。


パパも、ママも、花菜ちゃんも。
みんなみんな大好きで、あたしにとって掛け替えのない大切な人だけど。


あたしね。
もっと大切な人が出来たんだ――――


どうしようもなくイジワルで、無愛想で、怒りんぼうだけど。

本当はとても優しくて、温かい心を持った人。

 
凛と澄んだ藍色の瞳も。耳元で囁く優しい声も。あたしを抱き締める逞しい腕も。


本当に本当に大好きで、彼がいない毎日なんて考えられない位、あたしにとっては大切な人なんだ。

  
日本から遥か遠く離れた異国の世界――


セラフィリアで出逢ったアベルと、あたしはずっとずっと一緒に生きていきたい。

 
だからもう―――― 

 
 
日本で過ごした十六年間の事。



あたし絶対、忘れないよ――――




Line2

<551>
次へ[#] | 前へ[*]


目次へ | 感想ノートへ
かんたん感想
自分の作品を本にする!
Line2
■この作品のキーワード
騎士 長編 冒険 ファンタジー トリップ 異世界 すれ違い 


Line
▲ページトップヘ
ログイン
野いちごTOP[0]
Q&A


Line
Oshirase
(C)Starts Publishing
.