「別れの曲を君に(短編)」
別れの曲を君に
Line2


2月――。


春の訪れはまだ遠く、落ち始めた夕日の空が、夜のとばりに包まれるのは、驚くほど早い。


凍えるような空気が肌を刺し、過ぎ行く今日を惜しむ太陽の残照が、闇に抱かれようとしている人気の無い校舎を、朱に染めている。


そんな中。


コツコツコツ。


コツコツコツン――。


灯りの落ちた暗い校舎の2階の廊下に、頼りなげな足音が響き渡った。





Line2

<1>
次へ[#]


目次へ | 感想ノートへ
かんたん感想
自分の作品を本にする!
Line2
■この作品のキーワード
女子高生 ピアノ 先生 音楽室 恋愛 切ない 高校 学校 


【AD】WWW.JWELL.COM
Footer1
▲ページトップヘ
ログイン
野いちごTOP[0]
Q&A
Footer2
Oshirase
(C)Starts Publishing
.