「可及的速やかにフリーターは」
1章 取材依頼が来てボクは
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一日に一度、webメールをチェックする。
普段あまり人付き合いしないボクにとって、唯一開かれている世間との窓口。
とはいえ、来るのはスパムメールばかりだ。


一日に5~10通ほど。
ボクは一日に一度、それらをゴミ箱に入れる。
メールを削除したら、即ログアウト。
約1分のルーティーンワークだ。



この作業をするようになって6年になる。



いつものようにメールチェック。
差出人と件名でスパムかそうでないかを判別する。

カチ、カチ、カチとメールの左側のチェックボックスにチェックを入れていく。
チェックがついたメールはゴミ箱行き。
後でまとめて削除する。


上から4通目の件名が日本語だった。
「取材依頼」。
差出人は「kota」。




スパムではなさそうだ。





メールを開く。

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【以下、メールの引用(固有名詞は一部改変)】


突然のメール申し訳ありません。
私は●●キャリアスクールで出版・編集の勉強をしています。kota(本名)と申します。

今回、学校にてフリーペーパーを作成することになり、私はそのテーマとしてニートやフリーターなどの労働問題を考えています。
そこで、それらの問題・情報を調べていくうちに「金策冒険家エイジ」様を知りまして、ぜひにお話を聞かせていただきたいと考えメールを送らさせていただきました。

本来なら電話にて連絡するところをメールになりまして大変申し訳ありません。

なお、学生のフリーペーパーというため一般には流通せず、また謝礼をお支払いできません。
お忙しい中、本当に失礼いたしました。

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