「Security Abyss 3」
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桜沢は一瞬でピンと来た。人の来そうなサイトを用意し、そこから偽のリンクを自分の小説ページに貼る。そうすれば確かにページビューは上がる。

しかし、それでは騙されて飛ばされた人間が事務局に通報してしまえば終わりだ。自分はやってない、という言い訳など通用するわけが無い。桜沢は一気に失望した。

「>なんだそんな手ですか。そんなの飛ばされた人間が通報したら終わりでしょう。がっかりした」
「>お前は何か勘違いしている」

桜沢はカチンと来た。何が勘違いだ。やっぱりトバシのガセネタじゃないか。

「>何が勘違いですか。騙しリンクで飛ばそうってんでしょう」
「>リンクは一切踏ませない」
「……ほう?」

予想外の返答に桜沢は唸った。リンクを踏ませずにページビューを稼ぐ?リンクを踏まなければページは見えないし、ページビューも加算されない。少し考えてはみたが、桜沢にはどんな手か推測することは出来なかった。

「>リンクを踏ませずにページを見せる?」
「>ページを見せることもない」

いよいよわからなくなってきた。本当にこいつはページビュー稼ぎの方法を知っているのか。どのような質問で炙りだそうかと桜沢が考えている間に、長大なメッセージが送られてきた。

「>いちいち質問に答えていても仕方がない。慌てずにまず話を聞け。CSRFを使う」


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